鎌屋ブログ

アップサイクルプロジェクト

アップサイクルプロジェクト

2021年7月17日

アップサイクル【Upcycle】とは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつです。従来から行われてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを産み出すことを最終的な目的とします。

弊社はたこ焼き店舗(大釜屋)を経営しており、毎日茹でだこを加工しております。たこはほとんど捨てる処が無い食材なのですが、硬いくちばしの殻があるたこの口はこれまで廃棄されていた部位でした。

たこの口は、貝をもかみ砕くほど筋肉が発達しており、非常に嚙み応えがあって旨みが凝縮している部位です。その為殻が付いたまま加工した燻製品”たことんび”が珍味として売り出されている事が分かりました。

そこで今回経営者仲間達で立ち上げたアップサイクルプロジェクトの一環として、たこの口から新しい商品を創りだそうと考え、メンバーでもある食品加工会社様に相談を持ち掛けました。

商品の特徴として2点、まずは硬い殻を丁寧に取り除き食べやすくしました。次に燻製商品ではなく2種類の味(照り焼き・塩コショウ味)を用意しました。今後もレモン味など季節商品も取り入れていく予定です。その名もタコリップ!

次にラベルパッケージを作成したのですが、いかんせん素人。とても商品としてお出しできるレベルでは無かったのですが、見かねた別のメンバーが友人のデザイナー達を巻き込んで全面的に協力して頂ける事になりました。

いかんせんたこ1匹から取れる口は1つ。中々大量生産とはいきませんがイオンモール広島府中の大釜屋にて販売していますのでぜひお試し下さいませ。

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